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2018年 06月 09日
倉敷に、2018年4月に開館した、大原本邸を見に行ってきました。叔母が館長を務めています。 大原本邸は、倉敷紡績などを築いた大原家の旧家屋本邸で、重要文化財指定をされています。玄関を入ると、大原家の方々の言葉がインスタレーションされています。 新たに発見された、棟方志功さんの「阿吽」。さりげなく展示されています。 倉敷に発つ前に、今朝、昔読んだ河井寛次郎先生の言葉が、なぜか、夢に出てきました。 「仕事は祈り」 ブックカフェコーナーには、アトリエにあるのと同じ、河井寛次郎先生の、「六十年前の今」も、二冊並んでいました。棟方志功さんの挿画です。「祈らない祈り 仕事は祈り」の言葉も収録されています。芸術をする方にも、そうでない方にも、日々を懸命に生きる人にとって、心に響く、とてもいい本ですので、是非ご一読いただきたいです。 「民藝」や、「劉生日記」の初版本など貴重な文献の数々… 非公開のスタッフの仕事場に、海辺の街を描いた小さな油絵がかかっており、その中に描かれた石段の明るい色彩がとても鮮烈で、大原家の十代目当主の大原茜さんに伺うと、安井曾太郎さんのものだそうです。 涼風を運ぶやうな、清々しい、非常に印象に残る絵でした。 お庭の苔と新緑も、とても綺麗でした。 茶室には、さりげなく河井寛次郎先生の花器と、地元の名物のお饅頭がおいしくないと書かれた面白いお軸がかかっていました。 叔母から、まだまだ稀な、女性管理職としての苦労話など聞きつつ、共働き女性の先輩として育児と仕事の両立、これからの時代について語り合ったり…とても楽しい時間を過ごしました。 大原本邸は、この地で、今とこれからを語り合う場として、「語らい座」と名付けられたそうです。 ↓ランキングに参加しています。クリックお願いします。 にほんブログ村
by hiro-ikegami
| 2018-06-09 00:54
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